キャンプでリフレッシュ
今日は、キャンプのことを書きたいと思います。
キャンプは大自然の中に自分の存在そのものを、溶かし込むことができる特別なアクティビティです。自然いっぱいの中で呼吸することで、心も身体もその場所にある新鮮な空気と一体化する。そんなキャンプが私と私の家族は大好きです。
長男においては自分専用のテントを購入し、設営もすべて自分でやるようになりました。長男のキャンプ歴は10年くらいでしょうか。最近では、私と主人よりも手早く設営するので驚きです。昨年からは、まき割り・のこぎり刃・ナタの使い方を教わり、自分で火をおこすことも学びました。次男、三男はまだ力が足りず・・・やれることをやってもらっていますが、兄の姿を見て、いつになったら教われるんだろうか・・・?と期待のまなざし。自然の中に自分だけの「住」を作ることは、労力が要りますが、反面とても楽しいです。
目の前にあるものを手にして、肌で感じて考える・・・。子どもたちをキャンプへ連れて行くと、遊ぶものを自分で探して、考えて、作り出していくのでとても面白いです。この時期のキャンプは、朝晩冷え込みます。自宅にいると暖房器具のおかげで一日中室温がほぼ一定ですが、野外ではそうもいきません。否応なしに多少の自然の厳しさを味わうことになります。 朝、しっとりと落ち着いた空気のおいしさを知り、夕日の光の美しさに気がついたとき、匂い・光・音・五感が刺激されて、心も身体もリフレッシュすることができます。この時期のキャンプは星空が素晴らしく、天体望遠鏡を持っていくとまた素敵です。
食事は、川で魚をとり、その瞬間まで生きていた命を「いただく」。生きている魚を子どもの前でさばくことは少し抵抗がありましたが・・・目の前でそれを見せ、火をおこし、焼いて、食す。そうすることで、子どもたちは大切なことを感じ取ることができます。時間をたっぷりかけて燻製を作ったり、焚火をじ~っと眺めたり・・・いつもは私が食事を作りますが、家族で一緒に話しながら作ることができますし、何より「食す」ことだけに集中できます。
キャンプにはシーズンごとに、自然の美しさが異なります。普段は見えない自然の情報を見て感じて、山奥からたくさんの元気とパワーをもらってきました。新学期から気持ちを新たに、頑張って行きたいと思います。
自然の音や風景を味わい、自然散策をした人は、注意力と集中力が20%も向上することが証明されているそうです。
桜も満開の時期を迎え、これから、あたたかくなりますね。ぜひ、時間を見つけて近くの公園など お子さんと出かけてみてはいかがでしょうか。きっと、素敵な時間を見つけられると思います。
(麻衣子先生)